奈良県の公園事務分掌の変遷(明治編)

明治20(1887)年12月1日

奈良県発足当時の分掌。
一般行政は二部八課に分かれる。
公園管理は第一部庶務課が担当した。

知事
書記官
第一部庶務課
農商課
第二部土木課
兵事課
学務課
会計課
衛生課
監獄課
警察本部
収税部
明治20(1887)年12月1日

明治23(1890)年10月11日

地方官官制全文改正。一部二部をあわせて内務部と4課が設置される(詳細不明)。
公園管理は庶務課地理係が担当。

知事
知事官房
内務部庶務課地理課
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警察部
収税部
監獄署
明治23(1890)年10月11日

明治26(1893)年12月1日

地方官官制全文改正によって、内務部は全五課に。
公園管理は、当初第二課地理係が担当するが、その後明治27(1894)年5月30日に第五課公園係として独立する。

知事官房秘書係
文書係
内務部第一課議事係
庶務係
第二課土木係
地理係
第三課学務係
兵事係
社寺係
戸籍係
第四課国費係
地方費係
用度係
第五課農務係
商工係
公園係
警察本部(略)
監獄署(略)
明治26(1893)年12月1日

明治32(1899)年6月15日

幾度かの改定の末、内務部は再び全五課に。
公園管理は第三課公園係が担当。

知事官房秘書係
文書係
内務部第一課議事係
郡市係
第二課兵事係
社寺係
第三課公園係
庶務係
土木係
地理係
第四課学務係
視学係
農務係
第五課商工係
度量衡係
国費係
県費係
警察本部(略)
明治32(1899)年6月15日

明治38(1905)年4月26日

県庶務細則改正。課の数が四課に縮減。
公園係は廃止され社寺係の管轄に。

知事官房秘書係
文書係
内務部第一部庶務係
地方係
土木係
会計係
第二部学務係
社寺係
兵事係
第三部殖産係
権度係
第四部(警察部)機密係
警保係
衛生係
明治38(1905)年4月26日

明治40(1907)年9月1日

奈良県事務分掌規程が制定。 全部で五課になるが、それぞれの詳細不明。
当初、公園係は庶務課の所管だったが、明治42(1909)年6月1日に勧業課に移管。

知事官房秘書係
文書係
内務部庶務課公園係
(略)
学務課(略)
勧業課公園係
(略)
土木課(略)
会計課(略)
警察部機密課(略)
警保課(略)
衛生課(略)
明治40(1907)年9月1日

▼後編

参考文献

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